半田市の「新美南吉記念館」へ行ってきた。建物の外観は自然の中にある感じの半地下、屋根は緑に覆われている。
この記念館に入ると最初に登場する童話は「ごんぎつね」である。感動するはなしであった。
村人のうなぎを取って悪さをしていた、キツネのゴン。ある時村人「兵十」の母の葬儀を目にする。母のための「うなぎ」だったと気づき、償いのためゴンは「兵十」の家にこっそり「栗」などそっと置いていく。
ある時、敷地に忍び込む「ゴン」を銃で撃ってしまう、その時「栗」を届けてくれいたのは「ゴン」と気づく。
「ゴン、おまえだったのか。栗を届けてくれていたのは・・・」
ゴンは目をとじながらうなずく。
ゴンは自分が栗を届けていると兵十に最後に気づいてくれてうれしかったのか、うなずいたのは。
なんとも切なすぎる物語である。