名古屋の上前津 すてきなカフェ【12ケ月】へ再び行ってきた。
落ち着いた大人の雰囲気の店内はとても心地よい。
半田市の「新美南吉記念館」へ行ってきた。建物の外観は自然の中にある感じの半地下、屋根は緑に覆われている。
この記念館に入ると最初に登場する童話は「ごんぎつね」である。感動するはなしであった。
村人のうなぎを取って悪さをしていた、キツネのゴン。ある時村人「兵十」の母の葬儀を目にする。母のための「うなぎ」だったと気づき、償いのためゴンは「兵十」の家にこっそり「栗」などそっと置いていく。
ある時、敷地に忍び込む「ゴン」を銃で撃ってしまう、その時「栗」を届けてくれいたのは「ゴン」と気づく。
「ゴン、おまえだったのか。栗を届けてくれていたのは・・・」
ゴンは目をとじながらうなずく。
ゴンは自分が栗を届けていると兵十に最後に気づいてくれてうれしかったのか、うなずいたのは。
なんとも切なすぎる物語である。
「旅」を題材とした本専門店へ出かけた。場所は名古屋から新幹線で東京へ。
旅の本屋へは旅をして行くということだ。
名古屋から新幹線で品川へ移動、東京は中学の修学旅行以来だがその間名古屋も高層ビルができ、混雑した。昔の印象は東京は人が多く、電車も混雑の記憶が鮮明だが今は何とも思わない。新しいものにどんどん変わり、古い物がなくなっているという今回の印象だ。
品川から新宿・西萩窪へ乗り継ぎ、お店へ到着した。
大型店とは違い、落着く感じの店。
店内をグルグル周り、 山岳ガイド近藤謙司「エベレスト登れます。」、拉致被害者の蓮池薫「半島へ、再び」を購入。
せっかく東京まで来たのだから東京駅を見たくなり、東京駅へ。修学旅行でも見たはずなのだが、まったく記憶にない。
駅の外はあいにくの雨だが、ここには古い物が残されていた。
向こうは皇居
古い物、それはレンガ。ところどころ解体でハツリをした箇所があったりしているが、それは苦労して造りあげたという感じが見てわかる、イイ味があってマッチしていた。
2018.6
カメラ:リコーGR2